就活でSNSが調べられるって本当？採用結果への影響と特定を防ぐポイントを解説

大学生のSNS利用率は約98%で、ほとんどの方が使っているサービスです。特に、InstagramやTwitterの利用率は高く、アカウントを持っている方が多いと思います。

その中で「就活でSNSが調べられるって本当？」と悩まれることがあるのではないでしょうか。

この記事では、就活でSNSは調べられるのか、採用結果への影響・特定を防ぐポイントについて詳しく解説します。

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就活でSNSが調べられるって本当？

就活でSNSが調べられる、というのは本当です。最近は、SNSを利用している大学生がほとんどで、多くの企業で就活生のSNSを調べていると言われています。

就活では、履歴書やエントリーシートに個人情報を記載するため、その情報からSNSを調べているようです。

また、企業から依頼を受けてSNSを特定する専門会社もあります。「企業調査センター」という会社がSNSの特定サービスを提供していて、SNSアカウントの特定率は89%と公表されています。

このようなサービスを利用している企業もあるため、SNSの使い方には細心の注意を払うことが大切です。

企業がSNSを特定したい理由

企業が就活生のSNSを調べる理由は、いくつか考えられます。企業がSNSを調べる理由として考えられるものは以下の通りです。

最近は、SNSから情報漏洩するケースや、企業のイメージダウンにつながる事例が増えているため、SNSを調べることが多いようです。

また、就活のオンライン化によって人柄を把握しずらいようになり、SNSを調べるようになった企業もあります。

就活で調べられるSNSの種類

就活で調べられるSNSは大きく4つ挙げられます。

各SNSの特定方法や気を付けるポイントを詳しくご紹介します。

Twitter

Twitterは就活で最も調べられるSNSで、バレる可能性が高いです。Twitterには実名を使っている方が多く、アカウントのプロフィールには生年月日や学歴、趣味などを書いていると思います。

そのため採用担当者でもアカウントを特定しやすいです。また、Twitterはアカウント検索機能に長けているため、本名・生年月日・学歴の3つを把握できていれば、簡単に特定できてしまいます。

さらに、Twitterは投稿内容を検索することも可能で、企業名などを投稿している場合は特定されやすいため、そのような投稿には気を付ける必要があります。

Instagram

Instagramは大学生の利用率が高いSNSになり、就活で調べられます。Instagramには、プライベートの内容が投稿される傾向があるため、本当の人柄を知りたい企業が調べることが多いです。

ただし、Instagramを特定することは難しいと言われています。

また、Instagramに学歴や趣味を書いている方は少なく「本当に応募者なのか」ということを見分けにくくなっています。

facebook

facebookは実名で登録するように定められているため、企業が特定しやすいSNSの1つです。Googleなどの検索エンジンで実名を調べると、facebookのアカウントが出てくるケースも多くなっています。

しかし、大学生のfacebook利用率は20%以下と言われていて、今も投稿を続けている割合は約10%前後だと思います。

その点は企業側も理解しているため、facebookについては調べられないことも多いようです。

もし、facebookを日常的に使っている方は、検索エンジンからでも特定されてしまうことを把握しておくようにしてください。

TikTok

就活で調べられる最後のSNSがTikTokです。 TikTokは動画形式のSNSになり、大学生の利用率が急激に増えています。

TikTokの特定で気をつけるべきなのは、動画投稿している方です。閲覧する分には特定されるわけもなく、アカウントがバレたとしても問題ありません。

しかし、動画投稿している場合は容姿から特定されることがあり、プライバシーに対する意識が低いと判断されてしまいます。

動画の内容によってはかなり印象が悪くなるため、就活を控えている方はTikTokで動画を投稿しないようにしてください。

SNSを理由に不採用にすることは可能？

SNSがバレてしまい、投稿の内容によっては不採用になることがあります。

「SNSの投稿を理由に不採用にしても良いの？」思われるかもしれませんが、企業の採用活動に関しては「採用の自由」という法律が定められています。

つまり、採用者を決める自由が企業にはあり、SNSの投稿から不採用にしても全く問題ありません。

実際に「特定の思想や信条を持っている人について、そのことを理由に落としても違法ではない」と判決されたものもあるので、企業にSNSがバレても問題ない投稿を心がけることが大切です。

内定取り消しすることは難しい

SNSを理由に不採用にすることは可能ですが、内定を取り消すことは難しいです。

内定承諾書が送られてきて、その承諾書に署名・捺印をして提出した後であれば、SNSだけを理由に内定を取り消すことはできません。

内定承諾書に法的な拘束力はありませんが、提出することでその企業との間に労働契約が成立したとみなされます。

労働契約は私的な行為について制限できないようになっていて、SNSは私的な行為に該当します。

しかし、SNSの投稿内容によっては、内定の取り消しが法的に認められることもあるので、「内定後はどんな内容を投稿しても大丈夫」ということではありません。

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採用結果に影響を及ぼすSNSの投稿内容

上記でお伝えした通り、SNSの投稿内容によっては不採用になることがあります。ここでは、採用結果に影響を及ぼすSNSの投稿内容を大きく3つご紹介します。

就活を控えている方は、下記のような投稿は控えるようにしてください。

①ネットワークビジネスの加入

企業は自社に不利益な人材を採用したいと思わないため、ネットワークビジネスの加入が伺えるSNSの投稿は採用結果に影響を及ぼします。

ネットワークビジネスに加入している人を採用することで、社内でネットワークビジネスが浸透し、業績が悪化すると考えられます。

また、SNSを特定する専門会社の公式サイトにも「ネットワークビジネスの加入を調べられる」という旨の内容が掲載されています。

つまり、ネットワークビジネスの加入は企業側が懸念している点で、そのような投稿は控えることが大切です。

②過度な飲酒・喫煙

過度な飲酒・喫煙が伺えるSNSの投稿は、企業へのイメージダウンにつながります。飲酒・喫煙していることは問題ありませんが、過度な飲酒・喫煙に好印象を抱く採用担当者はいないです。

また、過度な飲酒・喫煙は不健康な印象を与えて、採用意欲が低下します。特に、喫煙については注意してください。

企業によっては「喫煙者を採用しない」と公表していることがあり、喫煙を伺える投稿があれば、それだけで不採用になります。

③有名人や企業に対する誹謗中傷

採用結果に影響を及ぼすSNSの投稿内容として、有名人や企業に対する誹謗中傷が挙げられます。

有名人や企業を誹謗中傷することは非難される行為の1つで、そのような人材を採用したいと思う企業はありません。

また、エントリーした企業について悪く書いている投稿も採用結果に影響を及ぼします。企業は入社後のことを考えて採用決定するため、誹謗中傷や否定的な投稿は控えるべきです。

企業によるSNS特定を防ぐポイント

SNSの投稿内容によっては採用結果に影響を及ぼします。

プライベートのことだけを投稿していても、採用担当者がどのような印象を抱くか分からないため、企業からSNSを特定されることを防ぐことが大切です。

企業によるSNS特定を防ぐポイントをまとめてご紹介します。

Twitter・facebookのアカウントを削除する

就活で調べられるSNSの中でも、Twitterとfacebookは特定されやすいです。そのため就活においてSNSの特定を防ぎたい方は、Twitterとfacebookのアカウントを削除してください。

アカウントを削除すれば、企業に特定されることはありません。「投稿はしないけど、アカウントは残しておきたい」という場合は、投稿を全て削除することをおすすめします。

Twitterやfacebookのアカウントがあることで印象が悪くなることはないので、投稿だけを削除することも1つの方法です。

生年月日や学歴などを記載しない

就活でSNSが調べられるときは、生年月日や学歴などをヒントに特定されます。

企業に個人情報を隠すことはできないので、SNSのアカウントに特定のヒントになる生年月日や学歴などを記載しないようにしてください。

生年月日や学歴などを記載していないと、同じ名前のアカウントを見つけても、本人なのかどうかを判断できないです。

就活中だけでも良いので、特定のヒントになる個人情報は非公開にすることが特定を防ぐポイントになります。

特定しにくいアカウント名にする

企業によるSNS特定を防ぐには、特定しにくいアカウント名にすることがポイントです。例えば、あだ名や固有名詞をアカウント名にしていれば、専門会社でも特定することが難しくなります。

仮に、生年月日や投稿からアカウントがバレても、本人かどうかを判断できません。TwitterやInstagramのアカウント名は本名にしている方は多いので、注意してください。

アカウントに鍵をかける

SNSを特定する専門会社でも、鍵のかけられているアカウントは見られません。そのため就活中だけでもSNSアカウントに鍵をかけることがおすすめです。

ただし、鍵をかける前からフォローしているユーザーに関しては、投稿を見ることができます。

企業にSNSが特定される可能性を低くしたい方は、アカウントを新しくしてから、鍵をかけることをおすすめします。

容易にフォローリクエストを承認しない

企業によるSNS特定を防ぐ最後のポイントが、容易にフォローリクエストを承認しないことです。どうしてもSNSを特定したい企業は、大学生を装ってフォローリクエストをします。

SNSを理解している企業はプロフィールに同じ大学名を記載してフォローリクエストしてくることがあるので、本当に知っている友達だけ承認するようにしてください。

いつどのタイミングで企業からフォローリクエストが来るか分からないので、就活中は1つも承認しないことも特定を防ぐポイントです。

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就活に関する総合的なサポートが受けられる就活エージェントを3つ紹介します。

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就活でSNSは調べられる｜まとめ

この記事では、就活でSNSが調べられることについて詳しくお伝えしました。最近は、多くの企業が就活生のSNSを調べていて、アカウントを特定する専門の会社も存在します。

就活で調べられるSNSの種類は以下の通りです。

就活においてSNSが特定されるメリットは1つもないので、就活生はバレないように工夫することが大切です。

この記事でお伝えした内容を参考にし、企業にSNSが特定されないように工夫してください。