第二新卒から転職する場合、企業への直接応募と転職サービスから応募する方法の2つがあります。
どちらでも書類選考に進むことができるのですが、「第二新卒は直接応募が受かりやすいって聞いた」という方は多いのではないでしょうか。
この記事では、第二新卒は直接応募した方が受かりやすいのか、ということを徹底解説します。
第二新卒が直接応募するメリット・デメリットや転職エージェントから応募すべき第二新卒の特徴も併せてご紹介しています。
転職を成功させるには応募方法にもこだわることが大切なので、転職を考えている第二新卒の方はぜひ最後までご覧ください!
第二新卒は直接応募が受かりやすいって本当?
第二新卒の転職では「直接応募が受かりやすい」と言われることがありますが、受かりやすいわけではありません。
直接応募することで採用コストを浮かすことができるため、受かりやすいと言われるのですが、企業は採用コストよりも優秀な人材を求めています。
優秀な人材を求めていることを考えると、無理に直接応募する必要はないです。
ただし、転職サービスに求人情報を出していない会社もあります。そのような会社には、直接応募でしか転職を目指せないです。
転職サービスに求人情報を出している会社は、優秀な人材を求めています!
第二新卒が直接応募しても有利にならない3つの理由
第二新卒が直接応募しても転職で有利にならないことには、大きく3つの理由が考えられます。直接応募が有利にならない理由を採用担当者の目線で3つご紹介します。
直接応募しようか悩まれている第二新卒の方は、以下の内容を参考にしてみてください。
①企業によっては直接応募を精査していない
HPに採用ページを載せている会社でも、直接応募を精査していないことがあります。
特に、応募が殺到する大手企業や人気企業では、直接応募を精査していないケースが多いです。
採用ページからの直接応募では、企業が求める経験やスキルを持ち合わせていない方からも応募が殺到します。
そのため採用担当者が直接応募を精査する時間はなく、転職エージェントからの紹介でしか精査していないことが考えられます。
また、学歴や実績だけで採用が見送られることもあり、直接応募が有利になるとは限りません。
書類選考ばかりで落とされる場合は、しっかりと精査されていない可能性が高いです。
②企業は採用コストを想定している
第二新卒で直接応募しても有利にならない理由として、企業は採用コストを想定して転職サービスに求人情報を出していることが挙げられます。
つまり、採用コストが浮くことに期待しておらず、少しでも優秀な人材を採用したいと考えています。
企業側にとっては採用も投資活動の一環で、採用コストを抑えられても優秀な人材を確保できなければ、結果的に採用は失敗です。
少しでも採用コストを抑えたい企業は、そもそも転職サービスなどに求人を出しません。
また、「自社にマッチした人材を採用したい」という思いから、転職サービスに求人を出していることがあります。
転職エージェントについてはキャリアアドバイザー目線の評価・印象も参考にできるため、その点を重視していることがあるようです。
③採用結果は選考の内容で決まる
第二新卒で直接応募しても有利にならない3つ目の理由が「採用結果は選考の内容で決まる」ということです。
特に、人材の確保よりも自社に有益な人材のみ採用したいと考えている企業においては、応募方法などは気にしていません。
最終的には選考で良い印象を与えることができた人材が採用してもらえるため、直接応募が有利になることはないです。
また、選考で良い印象を与えるためには、直接応募よりも転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントでは、必要書類の添削や企業を想定した面接対策を受けることができ、選考で評価してもらいやすいです。
転職エージェントでは「推薦状」を提出してもらえるため、その内容が選考でプラス評価につながることもあります!
第二新卒で直接応募するメリット
第二新卒で直接応募しようか悩まれている方は、メリット・デメリットを参考にして判断することをおすすめします。
まずは、第二新卒で直接応募するメリットをご紹介します。転職サービスを利用して応募した場合と比較してメリットをご紹介するので、参考にしてみてください。
転職サービスを使っていない企業に応募できる
第二新卒で直接応募するメリットとして、転職サービスを使っていない企業に応募できることです。
全ての企業が転職サイトや転職エージェントに求人を出しているわけではなく、HPでしか募集していない会社もあります。
転職サービスから応募することに決めてしまうと、転職サービスを使っていない企業を見つけることは難しいです。
ただし、転職サービスにしか求人を出していない企業も存在します。そのような企業に応募するには、転職サービスを利用する必要があります。
中小企業や地方の企業は、転職サービスを使っていないことが多いです!
自分のペースで転職活動を進められる
第二新卒として直接応募すると、自分のペースで転職活動を進められます。
転職する時期や、直接応募するタイミングを自分で決めることができ、転職活動に対する自由度は高いです。
転職エージェントを使った場合、キャリアアドバイザーが担当者となるため、完全に自分のペースで転職活動を進めることは難しいです。
また、直接応募すると選考辞退しやすいメリットもあります。選考辞退を引き止められることはなく、自分の意思だけで決めることは可能です。
第二新卒で直接応募するデメリット
第二新卒で直接応募するメリットをお伝えしましたが、実はデメリットの方が多いです。
ここからは、転職サービスと比較して直接応募するデメリットをまとめてご紹介します。
以下のデメリットが気になった方は、転職サービスを使って応募するようにしてください。
スケジュールの調整が難しい
第二新卒で直接応募する1つ目のデメリットが、スケジュール調整が難しいことです。
第二新卒とは、新卒で入社して3年目以内の人を指すため、自分の都合だけで仕事のスケジュールを決めることは難しいと思います。
その中で転職活動のスケジュールも決めなくてはいけないため、面接日を調整するだけでも時間と労力がかかります。
土日祝に面接してくれる企業は少ないです。
スケジュール調整は転職先を決めるための準備段階になるため、それほど時間と労力はかけたくないです。
選考以外で採用結果が決まることがある
第二新卒で直接応募すると、選考以外で採用結果が決まることがあります。直接応募する場合、必要書類の送付や面接日の調整なども全て自分で行うことになります。
特に、働きながら転職活動する場合は、企業からのメールに気付かなかったり、書類の郵送が遅れてしまったり、選考以外で印象が悪くなることが考えられます。
その結果、企業側として「仕事ができない人」「入社意欲が低い」などと判断して、採用を見送られることになります。
転職エージェントを利用すれば、書類の送付や企業とのやり取りは全て行ってくれるため、選考以外で印象が悪くなることを防げます。
転職を成功させるには、少しでも印象が悪くなるリスクを抑えることが大切です!
入社日や給料などを交渉しにくい
第二新卒で直接応募することには、入社日や給料などを交渉しにくいデメリットがあります。
直接応募した場合は内定をもらった後に、自分で入社日や給料などを交渉しなくてはいけません。
入社を控えている企業に対して強気に交渉することは難しく、企業が提示した条件を飲み込むことになる可能性が高いです。
給料や待遇など企業側の負担が大きくなるものは、より交渉しにくいです。
また、企業によっては「この条件を飲み込めないなら、内定はなしで」というスタンスで交渉してくることもあります。
そのような企業に対しても希望通りの条件で入社できるように交渉するには、転職エージェントの利用が必須です。
転職エージェントであれば、企業との交渉に慣れているアドバイザーが代わりに行ってくれます。
入社日や給料を自分で交渉しないといけないことは、直接応募する大きなデメリットです。
選考フィードバックが受けられない
第二新卒で転職を成功させるには、選考を受けながら足りない部分を対策することが大切なのですが、直接応募すると選考フィードバックが受けられません。
直接応募した場合は採用・不採用の通知しか送られてこず、「なぜ不採用になったのか」「何がダメだったのか」ということが分からないまま、次の選考を受けることになります。
それでは何度選考を受けても、同じ結果になる可能性が高いです。
特に、第二新卒はスキルや実績よりもポテンシャルをアピールする必要があり、選考フィードバックを受けられないことは大きなデメリットになります。
第三者目線でアピールできない
第二新卒で直接応募する最後のデメリットが、第三者目線でアピールできないことです。
転職エージェントでは、担当のキャリアアドバイザーが企業の採用担当者に向けて「推薦状」を提出してくれます。
推薦状ではその人の強みや人柄、転職理由などを第三者目線から伝えてくれます。
直接応募した場合は主観でしかアピールできず、書類選考を通過しにくい傾向があります。
また、第二新卒は人柄やポテンシャルが重視されるケースが多く、担当のキャリアアドバイザーはその点を考慮した内容にしてくれます。
推薦状は転職エージェントならではのサービスになるので、第三者目線でアピールしたい方は、直接応募よりも転職エージェントを介して応募すべきです。
転職サービスに求人を出している企業に関しては、直接応募しないことがおすすめです!
第二新卒におすすめの応募方法は転職エージェント
第二新卒におすすめの応募方法は、転職エージェントを使うことです。
転職エージェントでは、登録者一人ひとりに担当のキャリアアドバイザーが付き、転職全般のサポートを受けられます。
直接応募することでのデメリットは、転職エージェントを使うことで全て解決します。
実際に転職エージェントで受けられる具体的なサポート内容は以下の通りです。
また、転職エージェントでしか取り扱っていない「非公開求人」に応募することができます。
大手企業や人気企業は応募が殺到することを避けるため、転職エージェントにしか求人を出していないことがあります。
その求人は担当アドバイザーの紹介でしか応募できず、一般に公開されている求人よりも給料や待遇が良いです。
第二新卒向けの非公開求人も多数取り扱っている転職エージェントが多いため、基本的に直接応募は控えることをおすすめします。
転職エージェントは全てのサポートを完全無料で受けられるため、利用者が損することはないです!
転職エージェントから応募すべき第二新卒の特徴
転職エージェントは、自分のペースで転職活動を進めにくいことや、求人を出していない企業には応募できないことがあり、全ての第二新卒が転職エージェントを利用すべきではありません。
ここでは、転職エージェントから応募すべき第二新卒の特徴をまとめてご紹介します。以下の特徴に当てはまる方は、一度転職エージェントを使ってみてください。
働きながら転職先を見つけたい人
働きながら転職先を見つけたい第二新卒の方は、転職エージェントから応募すべきです。
働きながら求人を探したり、企業とやり取りすることはかなり大変で、仕事も転職活動も疎かになることが考えられます。
仕事ばかりに時間を使うと、転職先が決まるまで1年以上かかるケースもあるため、転職エージェントを使って求人紹介を受けたり、企業とのやり取りは代わりに行ってもらうことが大切です。
また、転職エージェントから応募すると、入社日を交渉してくれるため、今の会社を希望するタイミングで退職できます。
一度、正社員から離れてしまう(ブランク期間)と市場価値が下がってしまうので、第二新卒の方は働きながらの転職がベストです!
求人を探すことが苦手な人
転職エージェントでは希望条件を伝えるだけで求人を紹介してくれるため、求人を探すことが苦手な第二新卒の方は転職エージェントから応募してください。
転職エージェントでは、数万件という求人を取り扱っていて、その中から条件を満たしているものを紹介してくれます。
一度に5~10件ほどの求人を紹介してもらえるため、求人を探すことが苦手な人でも選別しやすいです。
紹介された求人への応募は自由に決められます。
また、気になる求人については詳しく教えてもらうことができます。
仕事内容から福利厚生、職場の環境までリアルな情報を共有してくれるため、自分でリサーチする手間も省けます。
転職のプロが求人を選別しているため、転職後に後悔するよなミスマッチは起こりにくいです。
待遇や給料などを交渉したい人
転職先に待遇や給料などを交渉したい第二新卒の方は、転職エージェントから応募すべきです。
転職エージェントから応募した場合は、担当アドバイザーが転職する条件を交渉してくれます。配属先や給料、細かな待遇まで交渉してくれるため、納得できる条件で転職できます。
また、担当アドバイザーは転職支援の経験が豊富なので、企業が提示する給料よりも高くなるケースが多いです。
第二新卒の転職でも給料アップを目指すことは可能で、そのためには転職エージェントから応募することが大切になります。
1日でも早く転職したい人
転職エージェントから応募すべき第二新卒の特徴として「1日でも早く転職したい」ということが挙げられます。
転職エージェントから応募すると、選考を通過できるように担当アドバイザーが選考対策をしてくれます。
必要書類の添削から企業を想定した面接対策まで受けることができ、1人で対策するよりも質の高い対策を行うことができます。
転職エージェントによっては、オンライン上で選考対策を受けることが可能です。
また、転職エージェントでは、選考が免除された特別な求人を紹介してもらえます。いきなり面接選考に進めることもあり、短期間で転職を成功させられます。
推薦状を書いてもらえることも、短期間で転職を成功させられる要因の1つです!
第二新卒向けのおすすめの転職エージェント5選
第二新卒として転職を成功させるには、第二新卒向けの転職エージェントを使うことがおすすめです。
第二新卒の転職支援を得意としている転職エージェントであれば、第二新卒として転職を成功させるノウハウを持っています。
そのノウハウをもとに転職サポートしてくれるため、総合型の転職エージェントよりもおすすめです。
ここでは、第二新卒向けのおすすめの転職エージェントを5つご紹介します。
転職エージェントによって取り扱っている求人やサポート内容に違いがあるので、いくつかのエージェントを使って自分との相性を確認してみてください。
複数の転職エージェントに登録することは利用規約に反する行為ではありません!
【最短1週間で内定を目指せる】アゲルキャリア
アゲルキャリアは、20代・第二新卒の転職支援を得意としている転職エージェントです。
アゲルキャリア最大の特徴は、登録から最短1週間で内定を獲得できることになります。
転職の平均期間は3~4カ月と言われているため、登録から最短1週間で内定を目指せることは大きなメリットです。
また、アゲルキャリアは紹介求人のミスマッチを防ぐために、リアルな情報追求に注力しています。
第二新卒として転職を繰り返すことは好ましくないので、ミスマッチが少ないことはアゲルキャリアの魅力です。
【マイナビが手掛ける転職エージェント】マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’sは、大手人材紹介会社であるマイナビが手掛ける第二新卒・既卒に特化した転職エージェントです。
マイナビグループで培った転職ノウハウをもとに転職サポートが提供されていて、入社条件の交渉力にも長けています。
また、マイナビジョブ20’sは無料で受けられる適性診断がかなり定評です。自分と仕事の関わり方を整理・考え直すことに役立たせることができ、転職活動の悩みの解決につなげられます。
適性診断を受けるためにマイナビジョブ20’sに登録する方も多いようです。
対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京・神奈川・大阪・兵庫・愛知・福岡 |
サポート方法 | 対面・オンライン |
運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
公式サイト | マイナビジョブ20's |
【新卒1年未満でも転職できる】ハタラクティブ
ハタラクティブは、社会人経験の浅い20代に特化した転職エージェントです。
取り扱っている求人の80%以上が未経験でも応募でき、社会人経験の浅い第二新卒でも転職を成功させやすい特徴があります。
また、ハタラクティブは丁寧なカウンセリングが好評です。
転職に関する知識がない方や転職したい業界・職種が定まっていない人でも、丁寧にカウンセリングしてくれるため、安心して転職活動を進めることができます。
対応地域 | 全国(一部地域を除く) |
拠点 | 東京・神奈川・愛知・大阪・福岡 |
サポート方法 | 対面・オンライン・LINE |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
公式サイト | ハタラクティブ |
【一都三県の企業と強い繋がりがある】第二新卒の窓口
第二新卒の窓口は、第二新卒・既卒に特化した転職エージェントで、東京・神奈川・埼玉・千葉の一都三県への転職だけを徹底サポートしています。
一都三県の求人しか取り扱っていないのですが、求人数は1万件を超えていて、転職市場を熟知した担当アドバイザーが厳選して求人を紹介してくれます。
また、第二新卒の窓口を運営しているオネスティ株式会社は、保険・金融業界に特化した転職エージェントも手掛けています。
本来、保険・金融業界は実務経験が重視されるのですが、第二新卒の窓口を利用することで、実務経験のない第二新卒からでも転職を成功させやすいです。
対応地域 | 一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉) |
拠点 | 東京都 |
サポート方法 | 対面・オンライン |
運営会社 | オネスティ株式会社 |
公式サイト | 第二新卒の窓口> |
【土日でも転職サポートを受けられる】Onfleek Agent
Onfleek Agentは、土日でも転職サポートを受けられる20代に特化した転職エージェントです。
土日でも転職サポートに対応していることで、働きながらでも転職活動を進めやすくなっています。
何度でもサポートを受けることができ、納得いく転職を実現しやすい転職エージェントです。
また、Onfleek Agentは転職サポートの中でも求人紹介に定評があり、本当にマッチした求人だけを厳選して紹介してもらえます。
1つ1つの求人ごとに詳しい説明やリアルな社風が共有されるため、疑問・不安を払拭した状態で応募に進めます。
対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京都 |
サポート方法 | オンライン・対面・ライン |
運営会社 | 株式会社Onfleek Agent |
公式サイト | 【Onfleek Agent】 |
第二新卒に直接応募はおすすめしない|まとめ
この記事では、第二新卒は直接応募が受かりやすいのか、ということをお伝えしました。
第二新卒は直接応募が受かりやすいと言われることがあるのですが、実際は転職エージェントから応募した方が納得できる転職を実現できます。
最後に、転職エージェントから応募すべき第二新卒の特徴をまとめました。
ただし、転職サービスに求人を出していない企業に関しては、直接応募で転職を目指すようにしてください。
第二新卒から転職を考えている方は、今回お伝えした内容をお役立てください。
転職エージェントからの紹介を中心に、転職サービスに採用情報を出していない企業は直接応募する形がおすすめです!